月別アーカイブ: 2014年10月

こんな宇宙人に会いたい!

 <宇宙からきたかんづめ> (ゴブリン書房)
佐藤さとる・作 岡本順・絵  (小学校中学年位から大人まで)

いちごのジャムを買いにスーパーへ行ったタツオ。
あちこちさがしていると、ふと、棚の上のパイナップルの缶詰に目がとまりました。
一つを手に取ってみると、あれ?軽い。
缶に描いてある絵も、なんか他のと違う。
タツオが力いっぱい振ってみたその時、
「ふってはいかん!」と大声が。
でも周りはみんな知らん顔。

そうです。缶詰がしゃべっていたのです!
「そっとしておいてくれ!」と言う缶詰の声を無視して、タツオはその缶詰を買って帰りました。

その宇宙からきたという缶詰が語ってくれる5つのお話が、とっても面白いのです。

①タイムマシンは川におちた
②タツオの戸だな
➂いなくなったどろぼう
④おしゃべりなカビ
⑤とんがりぼうしの高い塔

どれも好きですが、特に①。桃太郎の正体がわかります(笑)
⑤は結構深い哲学的要素もあって、これも好きです。
➂も面白かったです。なぜ、どろぼうがいなくなったのか?その理由が最高でした。
「めずらしいSF童話」です。

写真: こんな宇宙人に会いたい!

<宇宙からきたかんづめ> (ゴブリン書房)
 佐藤さとる・作 岡本順・絵  (小学校中学年位から大人まで)

いちごのジャムを買いにスーパーへ行ったタツオ。
あちこちさがしていると、ふと、棚の上のパイナップルの缶詰に目がとまりました。
一つを手に取ってみると、あれ?軽い。
缶に描いてある絵も、なんか他のと違う。
タツオが力いっぱい振ってみたその時、
「ふってはいかん!」と大声が。
でも周りはみんな知らん顔。

そうです。缶詰がしゃべっていたのです!
「そっとしておいてくれ!」と言う缶詰の声を無視して、タツオはその缶詰を買って帰りました。

その宇宙からきたという缶詰が語ってくれる5つのお話が、とっても面白いのです。

①タイムマシンは川におちた
②タツオの戸だな
➂いなくなったどろぼう
④おしゃべりなカビ
⑤とんがりぼうしの高い塔

どれも好きですが、特に①。桃太郎の正体がわかります(笑)
⑤は結構深い哲学的要素もあって、これも好きです。
➂も面白かったです。なぜ、どろぼうがいなくなったのか?その理由が最高でした。
「めずらしいSF童話」です。

 

みなさん、今日はご機嫌ですか???

<ごきげんならいおん> (福音館書店)
ロジャー・デュボアザン/え ルイーズ・ファティオ/ぶん
むらおかはなこ/やく   (4、5歳から大人まで)

昔から大好きな絵本です♪
だって、このらいおんはいつもご機嫌なのですから!

檻の中なのに、ご機嫌で過ごしているというのがまず素敵!
その単純なご機嫌加減のせいで、檻から出て行ってしまうらいおんくん。
でも檻の中と外とはちょっと、いえだいぶ、みんなの反応が違いました。
でも、どうしてそういう事になってしまうのかは、わからない呑気ならいおんくん。
とんでもない危機に陥りますが、それを救ったのは親友のフランソワくんでした。。。

どんな時でも、どんな状況でも、いつもと変わりなく接してくれる人がいるって、最高に幸せなことですね♪

街に出掛けたらいおんくんが、檻の中にいる時は優しい街の人たちが手のひらを返したように自分を怖がる姿を見て、「きっと、みんな、バカなんだ」と思うところが最高に好きです!笑えます。

個人的な感想ですが、このらいおんくん、めっちゃハンサムですよ(笑) 特に横顔が。。。♪ (注:らいおんくんは既婚者です)

写真: みなさん、今日はご機嫌ですか???</p>
<p><ごきげんならいおん> (福音館書店)<br />
  ロジャー・デュボアザン/え ルイーズ・ファティオ/ぶん<br />
      むらおかはなこ/やく   (4、5歳から大人まで)</p>
<p>昔から大好きな絵本です♪<br />
だって、このらいおんはいつもご機嫌なのですから!</p>
<p>檻の中なのに、ご機嫌で過ごしているというのがまず素敵!<br />
その単純なご機嫌加減のせいで、檻から出て行ってしまうらいおんくん。<br />
でも檻の中と外とはちょっと、いえだいぶ、みんなの反応が違いました。<br />
でも、どうしてそういう事になってしまうのかは、わからない呑気ならいおんくん。<br />
とんでもない危機に陥りますが、それを救ったのは親友のフランソワくんでした。。。</p>
<p>どんな時でも、どんな状況でも、いつもと変わりなく接してくれる人がいるって、最高に幸せなことですね♪</p>
<p>街に出掛けたらいおんくんが、檻の中にいる時は優しい街の人たちが手のひらを返したように自分を怖がる姿を見て、「きっと、みんな、バカなんだ」と思うところが最高に好きです!笑えます。</p>
<p>個人的な感想ですが、このらいおんくん、めっちゃハンサムですよ(笑) 特に横顔が。。。♪ (注:らいおんくんは既婚者です)

 

<きつねどん>

<きつねどん> (ビリケン出版)
ハンガリーの民話 洞野志保再話・絵(3、4歳位から大人まで)

「お話を楽しむ」ことは大人よりも子どもの方が得意です。
大人はついつい答えを求めたり、教訓を得ようとしたり、何かを得ようと目的を持って絵本を開くことが多いように思いますが、子どもは絵本で遊ぼうとします。

だから、お話を純粋に楽しめるのです♪

この絵本は北欧、ハンガリーの昔話です。
あるところにずる賢いきつねどんがおりました。
ある日のこと、きつねどんは、豚のあぶり肉が食べたくて食べたくてたまらなくなりました。
ピン!
と、あることを思いついたきつねどんは、からっぽの袋を膨らませて出かけて行きました・・・

さあさあ、皆さん、きつねどんは何を企んだと思いますか?
「からっぽの袋を膨らませて出かけた」ところがポイントですよ。

私には思いつかないような事を思い付いたきつねどんは、私よりもはるかに賢いです。
でも最後には知恵を上回る知恵が・・・

おもしろい! 単純におもしろい!
子どもにこういう喜びを与えてくれる絵本、いいですね♪

しかしながら、世の中にはこういう絵本も楽しめる大人も又いっぱいおられます。嬉しいことです。

私は子どもの頃よく父親に騙されました。
一杯くわされた事が山盛りあります(笑)
やり返してやろうと何度も試みましたが。。。
親子でこんな知恵くらべが出来たら楽しいですね。
そうそう、日常で遊ばなきゃ♪
どこかへ出かけられないとしても、日常で遊びましょうよね〜♪
とっても小さい遊びかもしれませんけど・・・ね!

写真: <きつねどん> (ビリケン出版)
 ハンガリーの民話 洞野志保再話・絵(3、4歳位から大人まで)

「お話を楽しむ」ことは大人よりも子どもの方が得意です。
大人はついつい答えを求めたり、教訓を得ようとしたり、何かを得ようと目的を持って絵本を開くことが多いように思いますが、子どもは絵本で遊ぼうとします。

だから、お話を純粋に楽しめるのです♪

この絵本は北欧、ハンガリーの昔話です。
あるところにずる賢いきつねどんがおりました。
ある日のこと、きつねどんは、豚のあぶり肉が食べたくて食べたくてたまらなくなりました。
ピン!
と、あることを思いついたきつねどんは、からっぽの袋を膨らませて出かけて行きました・・・

さあさあ、皆さん、きつねどんは何を企んだと思いますか?
「からっぽの袋を膨らませて出かけた」ところがポイントですよ。

私には思いつかないような事を思い付いたきつねどんは、私よりもはるかに賢いです。
でも最後には知恵を上回る知恵が・・・

おもしろい! 単純におもしろい!
子どもにこういう喜びを与えてくれる絵本、いいですね♪

しかしながら、世の中にはこういう絵本も楽しめる大人も又いっぱいおられます。嬉しいことです。

私は子どもの頃よく父親に騙されました。
一杯くわされた事が山盛りあります(笑)
やり返してやろうと何度も試みましたが。。。
親子でこんな知恵くらべが出来たら楽しいですね。
そうそう、日常で遊ばなきゃ♪
どこかへ出かけられないとしても、日常で遊びましょうよね〜♪
とっても小さい遊びかもしれませんけど・・・ね!

 

<月神の統べる森で>

<月神の統べる森で> (講談社)
たつみや章・作 (東逸子・絵) (小学校高学年位から)

今夜は「スーパームーン」。
(昨日友達に教えてもらって初めて知ったのですが。。)
月と言えば、私の人生に影響を与えたこの物語です。
(注:月の物語ではありません!)

はるか太古の昔。
山も、川も、木々も、獣も・・・みな、心をもった存在だった。
人もまた、月神(げっしん)の統べる森の恵みを受け取って生きていた・・・

かつて語られることがなかった神秘の縄文時代に光をあて、
人々の愛と闘争を描く、たつみやファンタジーの傑作です!

この物語に出会ってから、神(という表現にさせてもらいます)が身近に感じました。それを嬉しく思いました。
川に行けば川の神が。山に行けば山の神が。
古道具にはつくも神が。コップにもコップの神が。。。(???)
と、感じ、手を合すことが増えました。
全ては「私のもの」ではないのです。お金を出して買ったけど。

昨日友達に釣りに連れて行ってもらいました。
初めてだと思っていましたが、子ども時代に行っていました。
でも大人になってから初めてでした。
しばらくして・・・釣れました!
いや、釣られてくれました。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
だって、川の神が、超初心者の私に与えてくれた魚だと思ったからです。
それは、生涯川を愛した、釣りを愛した父のおかげだと思います。
「あの男の娘か。ならば・・・」と、仕方なく。
特大のサービス精神で。。。

今後は、食べる為に釣りをしたいなぁと思いました。

「月神の統べる森で」の、シクイルケ(月の神)は最高です!
この本を読んで以来、すっかり月の神が好きになってしまいました。
多分、東逸子さんの挿絵の影響、大です(笑)
今夜は月の神と一杯呑もう!(呑ませていただこう、です)
日頃のお礼言わんと。

えほん館さんの写真えほん館さんの写真

 

 

<私の大切な一冊>

「ハルばあちゃんの手」(福音館書店)
山中恒・文 木下晋・絵

一人の人の一生は、なんと、尊いものなのか・・・。

何かを成し遂げたとか、どんな影響を与えたとか、ではなく、
「生きた」だけの人生が、世間での「評価」をすべて超えるものであると、この絵本は私に語りかけてくれる。。。

ハルばあちゃんの一生は、決してテレビドラマになるような派手なものではないけれど、戦争時代を経て生き抜いた、素朴で純粋な人生を、私は尊敬せずにはいられません。
ここにストーリーを書きたいと頑張りましたが、何度も書き直して結局書けませんでした。(文才が欲しい!!!)

ただの一人の人の人生が描かれた絵本です。
それを「手」で表現している、素晴らしい絵本です!

愛する人を待ち続け、添い遂げ、商売が時代の波にのまれても抗わず本当の幸せを見失わなかった、ハルばあちゃん。

沢山の言葉と、沢山の時間を、たったこれだけの文字と絵で描ききっていることにも感動します。
大人の方に、読んでもらいたい絵本です。。。

*表紙の絵が・・・
ハルばあちゃんの子どもの時の手と、おばあちゃんになってからの手とが、一つになろうとしているようで。そこに在るもう一つの「モノ」が、二つが一つであることを見守っているようで。。。

えほん館さんの写真

<子どもたちの遺言>

「子どもたちの遺言」(佼成出版社)
谷川俊太郎・詩 田淵章三・写真

から、私の大好きな詩をひとつ。
大切なことがわからなくなったときに、いかがですか。。。

・生まれたよ ぼく・

生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか

だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを

いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい

そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい

(この目をまっすぐに見ていられる人間でありたいなぁ・・・)

写真: 「子どもたちの遺言」(佼成出版社)
     谷川俊太郎・詩 田淵章三・写真

から、私の大好きな詩をひとつ。
大切なことがわからなくなったときに、いかがですか。。。

・生まれたよ ぼく・

生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか

だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを

いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい

そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい

(この目をまっすぐに見ていられる人間でありたいなぁ・・・)

 

<新刊絵本から>

「どうぶつ しんちょうそくてい」(アリス館)
文・聞かせ屋。けいたろう 絵・高畠純

あなたは、動物の身長を測ったことがありますか?
当然ないでしょう。
でも測ってみたいと思ったことはありますよね?

動物園の身長測定で並んでいるのは、うさぎ、カンガルー、キリン、ワニにこうもり。
こんなん、測れると思いますか!?
それが、測れたんですよ〜。
その測り方がとても面白い!
この知恵があなたにはあるでしょうか???
(私にはありませんでした。とほほ。)

身長を測れるメジャーのおまけ付きです♪
(期待してはダメですよ(笑))
(3歳位から大人)

写真: <新刊からおすすめ>

「どうぶつ しんちょうそくてい」(アリス館)
        文・聞かせ屋。けいたろう 絵・高畠純

あなたは、動物の身長を測ったことがありますか?
当然ないでしょう。
でも測ってみたいと思ったことはありますよね?

動物園の身長測定で並んでいるのは、うさぎ、カンガルー、キリン、ワニにこうもり。
こんなん、測れると思いますか!?
それが、測れたんですよ〜。
その測り方がとても面白い!
この知恵があなたにはあるでしょうか???
(私にはありませんでした。とほほ。)

身長を測れるメジャーのおまけ付きです♪
(期待してはダメですよ(笑))
                   (3歳位から大人)

<たべる>

<たべる>(アートン)
谷川俊太郎・文 井上洋介・絵

「食べてごらんこの絵本。噛めば噛むほど味がでる。」
帯にこんな言葉があり、どんなにおいしい絵本かと開いてみると・・・
食べるということが当然で趣味にもなるような現代社会に生きている私としては、ちょっとショックを受ける絵本でした。
一瞬にして食べ物がない世界、食べることが出来ない世界へ誘われぞっとするような恐怖を感じ、ラストで、たかしがいつもと同じ朝ご飯を「おいしい」と思う気持ちにどっぷり共感。
そして、食べるということだけでなく、私たちが日常知らず知らずの間に陥ってしまっている生き方のゆがみまで見せられた一冊でした。
当たり前のことを見せられて、ゾッとしてしまう自分こそがこわい・・・。

上記はこの絵本を初めて読んだときに私が書いた紹介文です。
(2006年9月)
今、改めて読んでみて昔から親に「食べ物を粗末にしたらあかん!」と言われ続けていたことを思い出し、初心にかえっています。
(初心ってなんやねん!?)
今日もご飯が食べられる。
美味しいケーキまでいただいた。

本当にありがたいことです。。。

写真: 朝からの差し入れに続きまして。。。

<たべる>(アートン)
      谷川俊太郎・文 井上洋介・絵

「食べてごらんこの絵本。噛めば噛むほど味がでる。」
帯にこんな言葉があり、どんなにおいしい絵本かと開いてみると・・・
食べるということが当然で趣味にもなるような現代社会に生きている私としては、ちょっとショックを受ける絵本でした。
一瞬にして食べ物がない世界、食べることが出来ない世界へ誘われぞっとするような恐怖を感じ、ラストで、たかしがいつもと同じ朝ご飯を「おいしい」と思う気持ちにどっぷり共感。
そして、食べるということだけでなく、私たちが日常知らず知らずの間に陥ってしまっている生き方のゆがみまで見せられた一冊でした。
当たり前のことを見せられて、ゾッとしてしまう自分こそがこわい・・・。

上記はこの絵本を初めて読んだときに私が書いた紹介文です。
(2006年9月)
今、改めて読んでみて昔から親に「食べ物を粗末にしたらあかん!」と言われ続けていたことを思い出し、初心にかえっています。
(初心ってなんやねん!?)
今日もご飯が食べられる。
美味しいケーキまでいただいた。

本当にありがたいことです。。。

<新刊絵本から>

「いえでをしたくなったので」(ほるぷ出版)

まずタイトルと表紙の絵に惹かれました。
私は子どもの頃、よく家出をしていました。
もっとも私の家出は自転車で数時間走りまわったり、ぶらぶら歩きまわるという程度ですが。
動機のほどんどが、母親との喧嘩か両親の喧嘩でした。

「家にいるのが、いや!」これに尽きると思います。

小学生の時、深夜に家出をしてしまって後悔した私は、近所のガレージで車の間にしゃがみ込み泣いていた覚えがあります。
ぬいぐるみのくまさんをしっかりと抱きしめて。。。

でもこの絵本の家出はなんだかとっても楽しそう!
兄弟姉妹の4人で一緒に家出をするのですから。
木の上や池に洞窟、いろんな場所を転々として行きます。
黒一色で描かれた絵の美しさと躍動感が素敵ですが、何よりも余白の上手さがプラスされて、想像が大きくふくらむのです。。。♪
そして、もちろん最後はちゃんと・・・

この4人、なんかどこかで会ったことある??? と思ったら、ナルニアの4人とかぶったのでした(笑)

写真: <新刊絵本から>

「いえでをしたくなったので」(ほるぷ出版)

 まずタイトルと表紙の絵に惹かれました。
私は子どもの頃、よく家出をしていました。
もっとも私の家出は自転車で数時間走りまわったり、ぶらぶら歩きまわるという程度ですが。
動機のほどんどが、母親との喧嘩か両親の喧嘩でした。

「家にいるのが、いや!」これに尽きると思います。

小学生の時、深夜に家出をしてしまって後悔した私は、近所のガレージで車の間にしゃがみ込み泣いていた覚えがあります。
ぬいぐるみのくまさんをしっかりと抱きしめて。。。

でもこの絵本の家出はなんだかとっても楽しそう!
兄弟姉妹の4人で一緒に家出をするのですから。
木の上や池に洞窟、いろんな場所を転々として行きます。
黒一色で描かれた絵の美しさと躍動感が素敵ですが、何よりも余白の上手さがプラスされて、想像が大きくふくらむのです。。。♪
そして、もちろん最後はちゃんと・・・

この4人、なんかどこかで会ったことある??? と思ったら、ナルニアの4人とかぶったのでした(笑)

<思い出のマーニー>

<思い出のマーニー>

「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」

私が児童文学に再びハマッたのは、20年ほど前に病気になって一旦店を閉めた時期でした。
そして、マーニーに出会ったのは7年ほど前。業界の先輩から紹介してもらったのがきっかけでした。
少なからずも人生でいろんなことがあって、それでも私が今こうして道をそれずに生きていられるのは、「物語」のおかげです。

「おはなし」には「力」があります。

最もそんなことはわからずに、お話の世界に現実逃避していただけでしたが、実はその世界で知らない間に自分の価値観が少しづつ変わっていっていたのでした。

「思い出のマーニー」を読んだとき、引き込まれていきました。
いったいマーニーは何だったんだろう?誰だったんだろう?と強く思いながら読んだ記憶があります。
お屋敷と窓と不思議な女の子・・・

先日映画を観に行きました。
美しい世界でした。
改めてこの作品が映画になったことに喜びを感じました。
そして「おはなしの世界」が大好きだなぁと実感し、今ここにいられることに心から喜びを感じました。
映画を観たらぜひ原作も読んでみてくださいね。
そして、何かしら心が動いたら、宮崎駿さんの「本へのとびら」(岩波書店)もおすすめです♪

えほん館さんの写真えほん館さんの写真