石を積む人

「愛を積む人」という映画を観に行きました。
上映終了日数日前に。ギリギリセーフ!
どうしても観ておきたかった映画です。
観なければいけなかった映画です。。。

原作は「石を積む人」
(エドワード・ムーニー・Jr. 杉田七重・訳 求龍堂 2004年10月刊)
私が読んだのは、2006年の始め。
友人に勧められて出会いました。
友人はネットを通じて著者と知り合いになったくらい、この本に惚れこんでいたようです。
私も感動して当時は店ですすめていましたが、
まさか今頃映画になるなんて・・・
当時はそれほど話題になったわけでもなく、たいして売れてはいなかったはず。
それが映画化が決定し、文庫(小学館)となって、大型書店にドーンと平積みしてあるのを見た時には、胸がジーンとしました。
映画を観た後は、一人号泣でした。
「石を積む人」が10年以上も経ってから映画になるなんて・・・
こんな日が来るなんて・・・
友人が一番喜んでいることでしょう。
なあ。。。。

(以下は昔発行していた「ともだち」2006年4月号の私の文章です。)

石を積む人

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「はらぺこあおむしグッズ」が入荷しました〜♫

パズルとトランプは以前から販売していましたが、それ以外は初めてです。
今はネットでも簡単に買えますが、たまには、手に取って迷いながら選ぶ楽しみも味わってみてください(^^♪

・パズル 524円+税
・クリアファイルA4×2種 250円+税
・ハンドタオル グリーンとオレンジ 380円+税
・トランプ 524円+税
・人形 1380円+税

クリアファイルとハンドタオルは、私も欲しい。。。❤

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背番号21

7月14日夕方、元プロ野球選手の高橋一三さんが亡くなった。
大好きな選手、いえ、人でした。

大の阪神ファンの父親から野球を教えられたにもかかわらず、大の巨人ファンになってしまった私(笑)
小学3年生位から、巨人ファン一筋でした。
中でも大好きだったのが、高橋一三投手。
「かずみ」「かずみ!」と呼び、惚れこんでいました。
小学5年生位に、初めて毛糸のマフラーを手編みしたのですが、その真っ白なマフラーには青で「21」と編み込みました。
「21」はかずみの背番号です。
可愛い(?)女子小学生が、手編みのマフラーに「21」とは(笑)
とにかく私はかずみが大好きだったのです。
理由は全くわかりませんが、かっこ良かったからだと思います。
何を「かっこいい」としていたのか、その価値観は人それぞれ。
とにかく大好きでした。(しつこいなぁ)
それがきっかけで日記を書き始めたくらいです。
「私の心」という名を付けたその日記は、かずみへの応援の言葉から始まったもので、いまだに続いています。

そんなかずみが亡くなったと知りショックでした!
そんな私の気持ちを一番わかってくれるだろう父も今年亡くなり、
宙に向かってぶつぶつと話しています(笑)
それだけ時間が流れているのかなぁ。。。

しかし、「好きの力」というのはスゴイものですよね。
子どもを見ているととてもよくわかります。
まだ字も読めない子が、電車の図鑑を見て、全ての名前(種類)を言ったり・・・
何てことがよくありますよね。
親は「我が子は天才や!」と思う訳ですが。
「覚えよう」なんて頑張らなくても、好きだと勝手に覚えてしまうし、
「出来るようになりたい」と、ひたすら努力出来るのも好きな事だから。
しかも努力してるなんて自覚はなし。
出来るようになろうがなるまいが、それをやっていることが楽しいんですよね。

かずみのおかげで、私も楽しい子ども時代を過ごすことが出来ました。
大人になった私から見ると笑ってしまうような事ばかりで、
特に何かに役立っていると言えるものは一切有りませんが、
純粋で大切な想いがたくさん残っています。
それらは今の私を作っている大切な数々の成分です。
意識して大切にしなくても、勝手にしっかりと残り続けてくれるはず。
そんな素敵なものをいただいていました。
ありがとう!かずみ。。。
わたしゃまだ、こっちにいるぞえ♪

赤いペン

楽しみな作家さんがデビューされました。
デビュー作は・・・

「赤いペン」 作 澤井美穂 絵 中島梨絵
フレーベル館 1512円 (小学校高学年・中学から大人まで)
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「そのペンは、人間に何かを書かせて、いつのまにか消えてしまうんだって」
町でささやかれる、不思議なペンの噂。
「赤いペン」の噂を調べることにした夏野は、友達に手伝ってもらいながら、
実際に赤いペンに出会った人たちに話を聞いてまわります。
赤いペンの役割とは何か? 赤いペンの真実とは?
ラストにすべての謎が明かされます。。。

この本のキーワードは「物語」です。
一つひとつ、物語のかけらを拾い集めていく夏野たち。
赤いペンはそれを拾った人の、心の奥底に押し込まれてしまっていた、大切な物語を引っ張り出してくれるのです。
ラストがまた良かったです!
文章の流れに多少気にかかるところはありますが、「そんな細かいことは置いとこ」と
思える素敵な物語でした。
亡くなった私の大切な人たちがどこにいるのかも、はっきりとわかりました。
私にとって一番納得のいく答えをもらった気がします。。。

 

 

水木しげるの妖怪なぞなぞめくり!

おもしろい新刊絵本が出ました。
子ども達が楽しめること間違いなしです!

「水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 家の中の巻」
「水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 山里の巻」(共にこぐま社・1296円)
(「?」マーク形の切り抜きがあるケース入り)3歳位から大人まで

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くつや ぞうりを ぬぎちらかしていると、よなかに やってくる。
「♪カラリン、コロリン、カンコロリン」と うたいながら・・・。
さて、このようかいは なあんだ?

めくり仕掛けになっていて、めくると答えがわかります。
もちろん、しっかり水木さんの妖怪の絵が描かれています。
遊びながら妖怪の勉強も出来ますよ。

私は妖怪の存在は大切だと思っています。
24時間明るくて「隙間の暗闇」が減っている現在、妖怪の居場所も減ってきています。
見えないものに対する怖さは、自然界に対して畏怖の念をいだくことに繋がっていると思うのです。
大人は人間が一番だと自惚れがちですが、子ども達は違います。
自然界の目に見えない力に対して、ちゃんと本能的な畏怖の念を持っているのです。
「妖怪?あはは。そんなんいるわけないやん!」な〜んて言ってたら・・・