<思い出のマーニー>

<思い出のマーニー>

「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」

私が児童文学に再びハマッたのは、20年ほど前に病気になって一旦店を閉めた時期でした。
そして、マーニーに出会ったのは7年ほど前。業界の先輩から紹介してもらったのがきっかけでした。
少なからずも人生でいろんなことがあって、それでも私が今こうして道をそれずに生きていられるのは、「物語」のおかげです。

「おはなし」には「力」があります。

最もそんなことはわからずに、お話の世界に現実逃避していただけでしたが、実はその世界で知らない間に自分の価値観が少しづつ変わっていっていたのでした。

「思い出のマーニー」を読んだとき、引き込まれていきました。
いったいマーニーは何だったんだろう?誰だったんだろう?と強く思いながら読んだ記憶があります。
お屋敷と窓と不思議な女の子・・・

先日映画を観に行きました。
美しい世界でした。
改めてこの作品が映画になったことに喜びを感じました。
そして「おはなしの世界」が大好きだなぁと実感し、今ここにいられることに心から喜びを感じました。
映画を観たらぜひ原作も読んでみてくださいね。
そして、何かしら心が動いたら、宮崎駿さんの「本へのとびら」(岩波書店)もおすすめです♪

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