絵本リスト

「子どもが生まれたから絵本を読んであげたいんだけど、何歳ぐらいから読めばいいの?」
「どうやって読めばいいの?」
「どんな絵本を読めばいいの?」
という声をよく聞きます。
そんな疑問を少しでも解消してもらえるお手伝いができればという想いからこのページを作りました。

たくさんの情報があふれている今、「何が一番正しいんだろう?」と、答え探しに陥ると人生は迷路のようになってしまいます。
まずは自分が何を思っているのか、自分はどう感じているのかに立ち返ってみて下さい。そして、自分の感じ方を大切にして下さい。いろんな意見や情報の中か ら、「私はこれが好きだな」「私にはこれが合っているな」「私にはこの意見が心地いいな」と感じることを選択して下さい。そこにはきっと、「あなたらし さ」が存在していると思います。

赤ちゃんにとって幸せなのは、大好きなお父さん、お母さんの声で語 りかけてもらうことです。どんな絵本をどんなふうに読むかは、何でもOKと言ってもいいくらいです。まずは、たくさんの言葉をかけてあげて下さい。そのた めの道具として絵本を使おう、というくらいの軽い気持ちで楽しんで下さい。

「早いうちから読まなければならない」「この絵本でなければならない」「こういう読み方で読まなければならない」「最後までちゃんと読まなければならない」「寝る前には必ず読まなければならない」等々・・・の

「ねばならないルール」はご家庭で作らないで下さい。

何でもOK。いつでもOK。何冊でもOK。どんな読み方でもOKです!とにかく・・・読んであげて下さい!!!

あれこれ考えて、正しさを求めるよりも、何でもいいから読んであげてみて下さい。そうすれば、楽しみながら自然に「我が家スタイル」が出来てきます。気が付けば、心が成長し、しっかりとした親子の絆ができています。

それが、絵本の魔法なのです。

ここでは、0才~2才頃におすすめの絵本を紹介しています。
でも、ここに紹介している絵本のみが「良い絵本」というわけではありません。
私の力量不足からご紹介しきれていない絵本もあるかと思います。
また、当然の事ながら幼い子ども達にも個性があり好みがあります。
全ての子ども達に当てはまる良い絵本というものはありません。
ですから、このページにとらわれることなく、参考にしていただいて、
我が子に目を向けることを一番において下さい。
そしてこのページを活用していただければ、大変うれしく思います。

えほん館 はなだむつこ

赤ちゃん絵本編

img_026★いないいないばあ★
松谷みよ子・文 瀬川康男・絵
童心社
ねこ、くま、きつねなどの動物たちが順番に「いない いない ばあ」を繰り返します。昔から読み継がれている、赤ちゃん絵本のロングセラーです。赤ちゃんはいないいないばあ遊びが大好きですね。

 

img_027★おててがでたよ★
林明子・作
福音館書店

すっぽりかぶった洋服から、赤ちゃんが順番に、手を出して、頭を出して、足を出していきます。「ぱっ!」とじょうずに出てきた時、喜びが広がります。頭や手をなでてあげながら読んで下さい。

 

img_028★くっついた★
三浦太郎・作・絵
こぐま社 

「きんぎょさんと きんぎょさんが」「くっついた」あひるさんもぞうさんもおさるさんもくっついて、最後にお母さんとお父さんまで登場する、心があたたかくなる一冊です。大人同士でもくっつくことは大切ですよね。

img_029★ぽぱーぺぽぴぱっぷ★
おかざきけんじろう・絵 谷川俊太郎・文
クレヨンハウス

「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の言葉だけで書かれた音ことばの絵本です。この絵本は声に出して読んでもらわないとおもしろさがわかりません。「どんな意味があるの?」なんて考えずにぜひ読んであげてみて下さい。

img_030★ぞうのボタン★
うえののりこ・作
冨山房

大きなぞうがいます。よーく見ると、あれ?おなかのところにボタンが四つ。ボタンをはずして中からうまが出てきました!あれ?またおなかのところに・・・文字のない絵本です。

 

img_031★おっぱい★
みやにしたつや・作・絵
鈴木出版

ページをひらくとそこにはおっぱいが・・・。誰のおっぱいかなぁ?いろんな動物のおっぱいが出てきます。みんなお母さんのおっぱいで大きくなったんだもんね。

 

img_032★おさじさん★
松谷みよ子・文 東光寺啓・絵
童心社

おやまをこえてのはらをこえて、おさじさんがやってきました。おいしいものはありませんか?手で食べたらあついあつい。おさじさんの役割が、楽しいおはなしになっています。

 

img_033★がたんごとんがたんごとん★
安西水丸・作
福音館書店

がたんごとんがたんごとんと走ってきた汽車に乗せてもらうのは、コップにスプーンに哺乳びん。りんごとバナナとねずみにねこ。赤ちゃんになじみのものが登場してくれます。

 

img_034★ぴょーん★
まつおかたつひで・作・絵
ポプラ社

「かえるが・・・」「ぴょーん」「こねこが・・・」「ぴょーん」ぴょーんと跳び上がる躍動感いっぱいの絵本です。小さなサイズなのに大きな広がりがあるのが不思議。さあみんなで跳んでみよう!

 

img_035★ごあいさつあそび★
木村裕一・作
偕成社 

「ことりのピーちゃんがやってきて とんとんとんこんにちは」こんにちはの挨拶と一緒に、頭を下げる仕掛になった絵本です。子犬のコロやかいじゅうまでみーんなこんにちはのごあいさつ。

 

img_036★じゃあじゃあびりびり★
まついのりこ・作
偕成社 

「じどうしゃ ぶーぶー」「みず じゃあじゃあ」わかりやすい絵とリズミカルな言葉が人気のロングセラー絵本です。ボードブックなので扱いやすいのもいいのかも。

 

img_037★わんわんわんわん★
高畠純・作
理論社 

「わんわん わんわん」「ニャーゴ ニャーゴ」「ぶひっ ぶひっ」などの鳴き声だけのこの絵本。どうやって読むの?なんて考えずに、どんどん読んで(鳴いて?)みて下さい。

 

img_038★チューチューこいぬ★
長新太・作
BL出版 

赤ちゃんはおっぱいが大好きです。犬の赤ちゃん達だって、チューチューチュとお母さんのおっぱいを飲んでいます。ユーモアとあたたかさが伝わってきます。

 

img_039★ぎったん ばっこん★
なかえよしを・文 上野紀子・絵
文化出版局 

シーソーの片方にとりさんがとまりました。「ぎー」。そこにねずみくんがやってきて、もう片方にのりました。「ばーこ」。とりさんの方にうさぎさんがのって・・・。繰り返しが楽しい一冊です。

 

img_040★もこ もこもこ★
たにかわしゅんたろう・作 もとながさだまさ・絵
文研出版 

美しい色とおもしろい形に、音ことばがくっつきました。「つん」「ふんわふんわ」「ぽろり」 言葉のリズムを充分に楽しみましょう。赤ちゃんから小学生まで幅広く人気のある絵本です。

 

img_041★ぎゅっ★
ジェズ・オールバラ・作・絵
徳間書店 

いろいろな動物がみんなお母さんに「ぎゅっ」っとしてもらうのを見ているうちに、ゴリラのぼうやジョジョも「ぎゅっ」をしてもらいたくなりました。ぜひ目の前の子どもを抱きしめてあげて下さい。

 

img_042★ぷちぷち★
ひろかわさえこ・作・絵
アリス館 

「ぷちっ」とはじけたところから、おまめさんが「ぷちぷちぽーん」。「とん」「すぽ」「ぽっこぺっこ」「べろべろばー」などの音ことばだけでストーリーになったかわいい絵本です。

 

img_043★じどうしゃ くるるん★
まついのりこ・作
偕成社

くるるんはプロペラのついた不思議な車。海の上だって飛んじゃえます。くるるんと一緒に冒険旅行に、さあ出発!どんなものに出会うかな。

 

 

img_044★さよならさんかくまたきてしかく★
松谷みよ子・文 上野紀子・絵
偕成社 

赤ちゃんのわらべうた絵本です。近頃わらべうたの大切さが見直されています。「虚構と真実とのかねあいを赤ん坊はそこで覚える」と松谷さんは言っています。

 

img_045★ごぶごぶごぼごぼ★
駒形克己・作
福音館書店 

「ぷーん」「ぷくぷくぷく」「ぷぷぷ」などの音ことばの響きやリズムの楽しさを、あざやかな色と丸の形の動きで赤ちゃんに伝えます。遊び感覚で楽しんで下さいね。

img_046★ぞうくんのさんぽ★
なかのひろたか・作・絵
なかのまさたか・レタリング
福音館書店

散歩に出かけたぞうくんが、途中で出会うかばくんとわにくんとかめくんを順番に背中にのせていきますが、あらあら、池の中にドッボーンと落ちてしまいました。でもみんな気持ちよさそうですよ。

img_047★くまさんくまさんなにみてるの?★
エリック・カール・絵 ビル・マーチン・文
偕成社 

色鮮やかな動物たちに子どもが「なにみてるの?」と問いかけます。問いと答えの繰り返しと、ページいっぱいに描かれた絵が本当に美しく、感受性を育ててくれる一冊です。

 

img_048★いっしょに うたって★
ましませつこ・絵
こぐま社 

幼い子がいる日常生活の中に、ぜひ歌を取り入れて下さい。20年前も今も歌われていて、20年後も歌われているだろう歌を集めた、楽しい歌の絵本です。楽譜付きです。

 

img_049★あがりめ さがりめ★
ましませつこ・絵
こぐま社 

身体と身体をふれあい、声を出し、五感を総動員して楽しむような遊びは、子ども達にはとても大切です。この本一冊でたくさん遊ぶことができますよ。お母さんと子どもの遊び歌絵本です。

 

img_050★いただきまあす★
渡辺茂男・文 大友康夫・絵
福音館書店 

スープを飲もうとしてもパンを食べようとしても、うまくスプーンやフォークが使えないくまくん。どうすればいいのかな?あれあれ、なんとまぁ!幼児の生活の一端を楽しく描いた絵本です。

 

img_051★ずかん・じどうしゃ★
山本忠敬・作
福音館書店 

車好きにはたまらない一冊です。乗用車や働く車などが、種類別に図鑑として描かれています。まるで本物みたいです。

 

img_052★たまごのあかちゃん★
神沢利子・文 柳生弦一郎・絵
福音館書店 

「たまごのなかで かくれんぼしているあかちゃんはだあれ? でておいでよ」と呼びかけると、卵の中からいろんな生き物の赤ちゃんが出てきます。

 

img_053★すりすりももんちゃん★
とよたかずひこ・作・絵
童心社 

ももんちゃんが砂場で遊んでいると、ひよこさんやきんぎょさんがすりすりしにやって来ました。そこにさぼてんさんもやって来て・・・ほっぺにすりすりしながら読んであげて下さいね。

 

img_054★いいおかお★
さえぐさひろこ・文
アリス館 

リスやヤギやうさぎに犬にねこ。たくさんの動物たちのいいおかおがいっぱいつまった写真絵本です。思わず笑顔になっちゃいます。

 

img_055★ねないこだれだ★
せなけいこ・作・絵
福音館書店 

真っ暗になった夜に起きているのは、ふくろうにどらねこにどろぼうたち。そして夜はおばけの時間だよー。そう、夜はみんな寝た方がいいのです。

 

img_056★くだもの★
平山和子・作
福音館書店 

もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常口にするくだものが、まるで本物のように鮮やかに描かれています。「ひとつどうぞ」と口元に運んであげてみて下さい。

 

img_057★ぷくちゃんのすてきなぱんつ★
ひろかわさえこ・作・絵
アリス館 

今日からパンツのぷくちゃんは、なかなかうまくおしっこができずに失敗ばかり。少しずつちゃんとできるようになっていく様子がとてもうまく描かれています。

 

img_058★しろくまちゃんのほっとけーき★
わかやまけん・作
こぐま社 

卵を割って、牛乳を入れて・・・しろくまちゃんがホットケーキを作ります。見開きいっぱいのホットケーキが焼けていくページが本当においしそうでたまりません。子ども達の大好きなロングセラー絵本です。

 

img_059★どこへいってた?★
マーガレット・ワイズ・ブラウン・作
バーバラ・クーニー・絵 うちだりさこ・訳
童話館出版 

ねこやリスや魚たちに「どこへ行ってた?」と問いかけます。それぞれの答えに個性があり、ことばの繰り返しもリズミカルです。二色で描かれた絵が想像力を育みます。

 

img_060★ちいさなうさこちゃん★
ディック・ブルーナ・文・絵 石井桃子・訳
福音館書店 

うさぎのふわふわさんとふわふわおくさんに赤ちゃんが生まれました。うさこちゃんです。動物たちがうさこちゃんを見にやってきます。目線がしっかりと合うブルーナの絵がいいですね。

 

img_061★やさいのおなか★
木内勝・作・絵
福音館書店 

野菜の断面(おなか)が描かれた、ちょっと不思議な絵。一体これなに?さてさて何の野菜でしょう?次のページをめくると答えがわかります。大人も楽しめちゃう絵本です。

 

img_062★うんちがぽとん★
アロナ・フランケル・作・絵 さくまゆみこ・訳
アリス館

「この絵本がきっかけでオムツがとれた」という声もありオマルトレーニングにはぴったりです。この絵本のように、じっくりじっくりあせらずに待ってあげて下さいね。

 

img_063★おやすみなさいおつきさま
マーガレット・ワイズ・ブラウン・作
クレメント・ハード・絵 せたていじ・訳
評論社 

夜です。眠る時間になりました。身の回りのものに順番に「おやすみなさい」を告げていきます。部屋の中もだんだんと暗くなっていきます。寝るときにおすすめの絵本です。

img_064★なにをたべてきたの?★
岸田衿子・文 長野博一・絵
佼成出版社 

しろぶたくんがおいしそうなりんごを食べました。でもまだおなかがへっています。レモンを食べ、メロンを食べ、ぶどうを食べ、あれあれ、石けんを食べてしまいました!

 

img_065★あかいふうせん★
イエラ・マリ・作
ほるぷ出版 

子どもがふくらませたチューインガムが、ふうせんになってりんごになって、ちょうになってお花になって、最後には・・・文字のない絵本です。